2017年12月26日

糸調子と運針


縫製の豆知識A

(糸調子と運針)

前回はミシン作業をするまでの基本について書きましたが

今回は作業に入る前に一番大事な糸調子です

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上の写真はテキストを撮ったものですが

本縫いの原理を分かりやすく手縫いで記してあります

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上の図が本縫いミシンの上糸の糸道(糸の通し方)図です

ミシンを縫う前には必ずこの糸道が間違っていないか

必ず確認することが大事です

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下糸はボビンに巻いたものをボビンケースに入れ釜にセットしますが

本縫いのミシン目は上糸と下糸のバランスがとれていないときれいになりません

上の図のような方法で上糸と下糸の強さを調整します

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一番上のように表も裏も同じように点線になるよう調整します

上糸の張りが下糸よりきついと下のように表側の目がつれて

だんだん1本線に見えるようになります

生地の組成、厚さ等様々な条件により縫い目は変わってきますから

きれいな縫い目(生地も縫ったところが波打たずフラットに)になるよう

使用糸の選定や糸調子、押え圧他いろんなことを条件に合ったように

調整していくことが大事になります

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そして運針を合わせます

運針とは

3cmの間に針がいくつ進むかの数です

これが縫い目の数になります

当然、細かい縫い目の場合強度は高くなりますが

パッカリング(生地が糸で引っ張られ波打つ状態)が出やすいです

粗く縫えば逆にほつれやすくなります

上記写真の上の縫い目は

運針 14針  下は 19針 位です

メーカーから発注される商品の

縫製仕様書には必ず運針の指示がされます


縫製作業にかかる前に準備として

この運針を確認することが一番重要なのです


posted by 小ロット・短納期縫製屋タカ at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 縫製の豆知識